『ソルト』を見た
昨日、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『ソルト』を見てきた。
昨日2010年7月31日は、『ソルト』の公開初日であると同時に、「福原遥ライブ&トークショー」の開催日でもあった。
しかし、抽選に外れたらしく、自分の元にはイベントのチケットが届いていない。
今回は、そんな無念な思いを埋め合わせするために、『ソルト』を見に行ったと言っても過言ではない。
自分が思い描く通りに計画が進んでいたら、今頃、福原遥ちゃんを生で見て、その後、東京観光を楽しんでいる頃だろうと妄想しつつ、自分の思い通りに動いてくれない世の中を嘆き悲しみながら映画館へ向かった。
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表向きはリンク石油の社員。しかし、実際はCIAの諜報部員であるイブリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)。
イブリン・ソルトの結婚記念の日に、ロシアから密告者が訪れ、イブリン・ソルトが密告者の尋問を担当することになった。
密告者は、アメリカには何十年も前からロシアのスパイが潜伏していて、そいつが今回行われるアメリカ副大統領の葬儀に参列するために訪米するロシア大統領を暗殺すると打ち明けた。
そのスパイの名前というのが、彼を尋問するCIA諜報部員の名前と同じ「イブリン・ソルト」であると告げる。
この密告を受けて、CIAの同僚たちがイブリン・ソルトを疑いだしている最中、ソルトは夫と連絡がとれない異変に気づく。ソルトは夫の安否を確認するため、CIAの建物から出て行ってしまう。
この行動を逃亡と捉えたCIAは、イブリン・ソルトを追跡するのだが・・・。
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ソルトが“ロシアのスパイ”なのか、それとも、“アメリカのスパイ”なのかと二転三転、四転五転するにもかかわらず、どれが本当で、どれが嘘のエピソードなのかをきっちり検証されないまま、どんどんストーリーが進展して行ってしまう。
そして、ソルトはロシアからもアメリカからも追われる立場となって逃亡するかたちでラストを迎えたが、数々の疑問を残したままの状態であり、何ともすっきりしない結末であった。
おそらく、これは最初から続編が製作されることを前提にしているため、このような展開なんだろうと思われる。
ソルトがロシアのスパイ養成機関に在籍していたことは確定らしいが、どんな形で養成機関に送り込まれたのか不明確であるし、ロシアのスパイ養成機関からCIAにはどのような経路で侵入したのかなど、生い立ちについてあやふやな点が多い。
それに、ソルトがいつ頃からアメリカ側に寝返ろうと決心したのかもはっきりしない感じであった。(本当は寝返っていないのかも知れないが・・・。)
実はソルトはロシア人ではなく、アメリカ人の子供で、赤ちゃんの頃にKGBに連れ去られてスパイ養成機関に入れられたという生い立ちをアメリカ大使館員から知らされていて、かなり早い段階からアメリカ側に寝返っていたのか。
それとも、北朝鮮に捕らえられて拷問を受けていた2年前に、そんな状況から助け出してくれた旦那の影響でアメリカ側に寝返ろうと決心したのか。
もしくは、仲間だと思っていたロシア人諜報部員によって、最愛の旦那を殺されてしまったために、アメリカ側に寝返ろうと決心したのかがいまいち読み取れなかった。
もし、続編が製作されるのであれば、上記の疑問の他に、
- あれだけアメリカとロシアを引っ掻き回しておきながら、ソルトはどうやって“アメリカ側の人間”であることを証明し、身の潔白を晴らすのか。
- なぜ、旦那はロシアの諜報部員に囚われてしまったのか。そして、挙句の果てに殺されなければならなかったのか。
- ソルトは“本当の両親”と再会するのか。
という疑問を解決してくれるストーリー展開にして欲しいと思う。
あのような結末であるにもかかわらず、続編が製作されないのであれば、後味が悪すぎるストーリーだと思う。
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その他にも、この作品を見ていて気になったことは、『ソルト』の世界のアメリカの子供は、iPodを使わず、PSPで音楽を聴いていたこと。CIAや大統領府にある監視カメラの映像を映し出すモニターは全てソニー製。ソルトが使うPC端末はVAIOPであったところである。
さすがはコロンビアピクチャーズである。
全てソニー製品で統一されていて感心した。
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「ソルト 」★★★★
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フィリップ・ノイス監督、100分 、2010年7月31日公開、2010,アメリカ,SPE
(原題:Salt )
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