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2010年5月24日 (月)

NHK土曜ドラマ『チェイス~国税査察官~』を全て鑑賞する

 2010年4月17日から5月22日まで全6回放送されたNHK土曜ドラマ『チェイス~国税査察官~』を全て見終わった。

 どういう展開になるのか次週を待ち遠しく感じたテレビドラマを久しぶりに見た。それくらい、どっぷりとハマってしまった。

 おそらく、内容だけで判断したら、今期放送されたドラマの中で最高の出来だと思う。

 NHKらしからぬ淫靡な匂いを漂わせた演出や、二転三転するストーリー展開、細かく描かれた人物描写、そして、入念な取材によって裏付けられたリアリティーある設定など、ここ最近にない濃ゆい内容のドラマであったと思う。

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あらすじ(NHK公式サイトより転載)

 春馬草輔(江口洋介)は内偵調査を行う叩き上げの国税局査察官(マルサ)。一枚の偽領収書からレンタカー会社の20億円の脱税に取り掛かるが、たまりはすでにタックス・ヘイブンのヴァージン諸島に動かされていた。

 「カリブ海の手品師」の異名を持つ天才脱税コンサルタント・村雲修次 (ARATA)によるスキームで、村雲はさらに余命半年の友人・川島とその妻・歌織(麻生久美子)を現地に送る。半年後、品田次長(奥田瑛二)や新谷統括官(益岡徹)の援護のもと春馬の調査はようやくヴァージンまで迫るが、直前に川島が病死し20億円のたまりは消滅。焦燥感の中、春馬は妻・雪恵(木村多江)の念願だった結婚18年目の海外旅行を取りやめる。

 二日後、テレビから飛行機墜落のニュースが流れる。それは夫に気遣って一人旅立った雪恵の乗る飛行機だった。生存者絶望のニュースが流れる中、娘の鈴子(水野絵梨奈)は春馬に「お母さんを殺したのは、お父さんだね」と言い放つ。一方 ヴァージン諸島では、飛行機墜落のニュースを笑いながら見つめる村雲の姿があった。奇しくも墜落した飛行機は、村雲が人材派遣会社社長の檜山基一(斎藤 工)のために仕組んだスキームで、事故によって村雲達は多額の違約金を手に入れることになったのだ。

 村雲の狙いはさらに、基一の父親にして6000億円もの資産を持つ檜山正道(中村嘉葎雄)の資産だった。村雲と行動を共にすることになった歌織は、村雲の狙いが単なる金だけでなく、大いなる 復讐であることに気づく。一方妻の死の背後に何者かの巧妙なスキームを嗅ぎつけた春馬は、復讐のために次第に調査をエスカレートさせていく。

  春馬と村雲の、果てしなき追跡(チェイス)が始まる・・・。

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 東京国税局査察第20部門(通称・8階)に所属する国税局査察官が、妻を殺された私怨で、「カリブ海の手品師」と呼ばれる義手の脱税コンサルタントを捜査し、その脱税コンサルタントは、左腕を義手にされた恨みを晴らすために、緻密な計算に基づいて設計した復讐計画を果たしていくという、男の情念、怨念がぶつかり合う血沸き肉踊る内容であった。

 番組当初は、「逆L字」「レバレッジド・リース」など登場する専門用語をメモしたり、脱税コンサルタント・村雲修次に脱税を依頼する檜山基一が、元々大金持ちの家柄に生まれながら、家業を継がずに一代で人材派遣会社を起業したという設定であるため、これはUSENの社長をモデルにしているのかと連想してみたり、その友人であるレンタカー会社の社長が、元ライブドア社長・堀江貴文のような風貌をしているため、もしや、このドラマは“六本木ヒルズの住人”が引き起こした“例の事件”をモチーフにした内容になるのかと予測しながら見ていた。(村雲と村上、檜山と日枝の名前も似ているし。)

 しかし、そんなメモ書きは無意味であり、自分が思っていた予想なんて薄っぺらなものでしかなかった。そんなものを簡単に覆してしまうくらい濃い人間ドラマが描かれていた。

 確かに、1・2・3話目までは、一般人には真似すら出来ない世界規模で展開される脱税スキームを取り上げていたが、4・5話目から、村雲修次が檜山家を復讐する話へと力点が置かれていった。

 村雲修次が、檜山正道の妾の子であり、檜山喜一の異母兄であることが明かされていくと、今度は、村雲修次が義手なのは、幼少の頃に誘拐事件に巻き込まれてしまい、けれど、檜山正道が身代金を支払わなかったために、“逆上した犯人”が腕を切断してしまったためであることが判明して行く。

 村雲修次は、その復讐のため、檜山家の相続税の脱税を指南する振りをしながら、檜山家の相続財産を全て自分の物になるようなスキームを組み立て、それを成功させてしまう。

 だが、最終回の6話目で、また話が一転し、村雲修次が檜山家の相続財産を手に入れようとした本来の目的は、檜山正道への復讐のためだけではなく、実は“母親に褒められたかった”一身で行っていたことが明かされていく。

 “ろくでもない”母親とは言え、子供からしたら、その人は自分を生んでくれた唯一の存在である。子供は、親が望むことを手伝ってあげたいし、上手く行って褒められたいとも思う。そんな健気な子供心を、村雲修次が大人になっても持ち続けていたことにホロリと来てしまうものがあった。

 5話目までは、男の復讐心と怨念のぶつかり合いでハラハラし、最終回では、“当たり屋親子のその後”のような切ない話になり、しんみりとした気持ちにさせられてしまった。

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 このドラマの中で、査察の内偵がばれないように、携帯電話で話してる“振り”をしながら、春馬草輔と部下の窪田鉄雄(田中圭)が隣り合って会話をするシーンが登場した。

 このシーンを見た時、今回のドラマの脚本家である坂元裕二がかつて手がけ、そして、江口洋介も出演していた『東京ラブストーリー』に登場する“有名なシーン”を思い出してしまった。

 この演出に思わず“ニヤリ”とさせられてしまった。

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 もうすでに、このドラマは一挙に再放送されることが決まっている。おそらく、今後、何度も再放送されるような気がする。

 『ハゲタカ』のように続編や映画化を期待したいところだが、これほどまでにレベルが高い脚本は早々作られることはないだろうし、“あんなラスト”で締めくくらせてしまったのでは、おそらく、この話の続きを制作するのは難しいような気がする。

 それでも、NHK社会派エンターテイメント第一作であるこのドラマが、これほどまでに高い水準なのであれば、続編は無理であっても、第二弾以降の作品がどうなるかは期待したいと思う。

 ネットをするようになってから、テレビを見る時間が極端に減ったけれど、これくらいのレベルのドラマをどんどん制作されるようであれば、また、再び、テレビを見る時間が増えてしまうような気がしてならない。

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