『僕の初恋をキミに捧ぐ』を見てきた
昨日、レイトショーにて『僕の初恋をキミに捧ぐ』を見てきた。
上映開始5分前くらいに場内に入ったが、ものすごい数の観客だった。
しかし、辺りを見回すとカップルや女性同士のグループばかりで、男一人で見に来ていたのは自分くらいであったと思う。
先週、同じ曜日の同じ時間帯頃に『沈まぬ太陽』を見てきたが、公開初日の『沈まぬ太陽』の観客より、公開から一週間経った『僕の初恋をキミに捧ぐ』の観客の方が目測ではあるが3倍強くらい多かったような気がする。
場内が暗くなり、映画の予告やストップ海賊版の映像が流れ出してからも、どんどんと観客が入ってきていたから、もしかしたら、それ以上かもしれない。
作品の内容や製作委員会にテレビ局が名前を連ねていないことを考えても、おそらく、地上波で放送されることはないと思われる『沈まぬ太陽』よりも、確実に今から一年後には地上波で放送されているに違いない『僕の初恋をキミに捧ぐ』の方が圧倒的に観客が集めていたことには驚いた。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
ストーリーの構成は、幼い頃より心臓を患う青年の短い人生の中で起こる濃縮した恋愛が縦軸だとすると、ドナーとレシピエントのそれぞれの思いや葛藤、愛する人に先立たれた者たちの心境、他人の臓器を移植してまで果たして人間は生きる価値があるのだろうかという生命に関する問題などが横軸に据えられている。
上映終了に近づくにつれ、場内は咽び泣く声で溢れていた。中には嗚咽をあげて泣き出している人までいた。
斯く言う自分も涙の粒が頬を伝ってこぼれ流さぬように必死に抵抗した。
ラストシーンだけではなく、オープニングから各要所要所で涙腺を刺激するポイントを持ってきている。特に子役の“あんな”演技を見せられたら、涙が出てきて当然だと思う。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
この映画を見る前に、この映画の主題歌である平井堅の『僕は君に恋をする』を聴いてはいた。が、サビの部分の「さようなら ありがとう 好きだよ 好きだよ さようなら 笑ってよ 泣くなよ 馬鹿だな」や「さようなら また会おう ごめんね 好きだよ さようなら 笑ってよ 怒るなよ 馬鹿だな」の歌詞の意味がわからず、なぜ、関連性のない単語が延々と並べているのだろうと思っていた。
が、この作品を見てこの歌詞の意味がわかった。
この歌詞は死んだ垣野内逞から種田繭へ向けたメッセージであることに気づく。
映画の最後は、何度生まれ変わろうとも両者共に互いのことを好きでいようという種田繭の思いで締められる。
その後に流れる『僕は君に恋をする』の「伝えたい言葉は止め処なく溢れる 何度も何度でも僕は君に恋をする」という歌詞が、種田繭の思いを受けての垣野内逞のメッセージだと思うと、この歌詞を聴く度に映画のラストを思い出してしまい、また涙が溢れ出そうになってくる。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
この映画に魅了されて、純粋な気持ちで涙している自分がいる反面、井上真央のような可愛らしい幼馴染がいて、その子から絶えず一途に心の底から愛されたままでいられる20年間の人生と、自分のように30年以上もの間、一度も女性を愛したことがなければ、女性から愛されたこともない人生のどっちが悲しい人生だろうかと比較している自分もいる。
見ようによっては、味も素っ気もない自分の人生の方が可哀想なのではなかろうかという気がしないでもない。
そう思うと、悲しい涙と一緒に悔しい涙でも目頭が熱くなってしまう。
![]() |
僕は君に恋をする
アーティスト:平井堅 |
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 『2012』を見る(2009.11.22)
- 『沈まぬ太陽』を見てきました(2009.10.25)
- 『僕の初恋をキミに捧ぐ』を見てきた(2009.11.02)
- 『パンドラの匣』の試写会に行く(2009.11.06)
- 『重力ピエロ』の試写会へ行く(2009.05.24)


![[BloMotion]ブログで記事を書いて報酬をゲット!!](http://blomotion.jp/img/blogBnr-invite.gif)



コメント