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2008年3月17日 (月)

『お坊さんが困る仏教の話』読みました。

 『お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書 (208)) 』を読みました。

お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書 (208)) Book お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書 (208))

著者:村井 幸三
販売元:新潮社
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 本書の本題である「お坊さんが困る仏教の話」とは、戒名問題のことです。

 仏教を信ずる全ての者が守らなければならない戒めである、「生き物を殺すな」「盗むな」「嘘をつくな」「女性と不適切な関係を持つな」「酒を飲むな」という基本的な5戒さえも守られない者(坊主も含む)が大多数を占める現代日本において、戒名の必要性だけは認める日本の仏教界は奇妙な感じがします。

 それに、生前の行いよりも、お寺に収めるお布施の金額で戒名の格を判断し、人の虚栄心を利用して、懐を膨らませている日本の坊さんたちってどうなんでしょう。

 そのため、戒名が欲しい人にはお布施と交換で与えてもいいでしょうけれど、戒名がいらないという人がいてもいいし、そういう人らに対してもお寺で葬式をしてあげたらいいのではないか?というのがこの本の趣旨だと思います。

 でも、自分はこの本の本題よりも、仏教の知識や成り立ちなど、仏教薀蓄が書かれている前半部分のほうが惹かれました。

 自分は日本史を選択していたので、○○宗の開祖は△△で、本山は××とか、鑑真が唐招提寺を建立したとか、金地院崇伝が徳川家康の宗教顧問だったとか、表面的な歴史については知っていたけれど、仏教そのものについての知識はないに等しいということがこの本を読んで気づかされました。

 「小乗仏教」と「大乗仏教」の違い、「往生」と「成仏」の違い、日本に伝来してきた仏教は釈迦仏教ではなく、竜樹が確立した大乗仏教の方だったとか、仏様の序列は「如来」「菩薩」「明王」「天」の順番だとか、阿弥陀仏はインドでは墓守りの仏さまでしかなかったけれど、インドから中国へ伝わってくる過程で「如来」に昇格したとか、その他もろもろ、この本から得た仏教知識はかなりあります。自分は仏教について知らないことだらけなので、知的好奇心を十分満たしてくれました。

 ちなみに、死ぬことを「往生」といい、往生した後、あの世で修行した末に、悟りの境地に達することを「成仏」というそうです。死んですぐに「成仏」するというわけではないらしいです。

 それに、「出家」とは、本来、自分が所属する社会や家族のしがらみを全て絶ち、乞食の身分になり、山野で野宿し、他人の施しを受けながら修行に務める行為をいうそうです。修行中の持ち物も、ボロの衣服、食物を入れる鉄鉢、水を濾す布、少しの救急薬のみと非常に制限されていたそうです。

 現在の出家のスタイルと大きく異なります。

 本来の出家の方法を知ってしまうと、出家したと宣言したくせに、坊主刈りにもせず、テレビに出続けて、その挙句に、携帯電話を使って人生相談を受け付けたいとか抜かしている芸能人がいるけど、そんな奴に出家したと言って欲しくないですね。

 どちらかというと、ニートや引きこもりの日常生活のほうが、本来の出家の形に近い気がします。おそらく、ニートや引きこもりの多くは、5戒全てを守っていると思うし。

 それにしても、本書は、身近だと思っていた仏教について、全く知らなかったということを気づかされた1冊でした。1回読んだだけで終わらず、2度3度繰り返し、暗記するくらい読もうと、彼岸の入りの日に思いました。

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